キク/キク科
今年の菊花、続き。
前回は管物(クダモノ)。
今回は古典菊(コテンギク)。
花びらの感じからすると、伊勢菊(イセギク)かな?
はたまた、嵯峨菊(サガギク)かな?
それぞれ説明として、名古屋城で撮った「古典菊愛好会」の案内を載せよう。
菊花の写真にしばらくお付き合いください。
伊勢菊は嵯峨菊を改良して作り出したと考えられています。由来は、応永19(1412)年頃、伊勢の国司であった北畠満雅が嵯峨村亀山御殿から持ち帰って栽培したという説と、伊勢神宮の斎王が京から取り寄せて栽培し、やがて伊勢の風土になれて変化したという説があります。(国立歴史民俗博物館)
嵯峨菊は嵯峨天皇の御代、大沢池の菊ケ島に自生していた嵯峨野独特の野菊を、永年にわたって王朝の気品ある感覚をもって洗練し、「天、地、人」の微妙な配置に仕立て上げた、格調高い菊です。(中略)藤娘(桃)などの淡色が多く、あまり混植をしない。(大覚寺)
明日は何の花を載せましょ。
撮影場所:名古屋市東区文化のみち