キリ/クマツヅラ科
[撮影場所:徳源寺(とくげんじ)]
出来町(できまち)通からも、空近くに見える桐(きり)。
満開時は淡い紫色が燃え立つよう、燦然と見えます。
桐は水に強い特性から、たんすや下駄、水回りの建材でもおなじみ。
「桐が生える地は水が豊か」と、植物に詳しい人から聞いたことがあります。
徳源寺から北の低地には矢田川があり、庄内川水系の一級河川。
現在の距離は、地図蔵さんで見ると最短2.2キロくらい。
出来町あたりは、磁器の絵付け産業が盛んだった時代がありました。
水の需要が高かった歴史は、桐からもうかがえます。
花は香り高く、蜜を集める虫にも人気。
徳源寺から南西0.5キロ、愛知商業高校のみつばちも来たかな?
ふわふわの苞から花が開き、葉が出て‥‥春を感じる木です。
桐の花。2018年の写真。